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鉄道ファンは鉄道会社に就職してはいけない3つの理由

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鉄道ファンあるいは鉄道マニアで将来は鉄道会社に就職して運転士や車掌になりたい、駅員になりたいと思っている人は日本全国かなり多いと思います。

小学生に将来の夢を聞くと必ずと言っていいほど「新幹線の運転士」や「電車の運転士」が候補に挙がってきます。

自分の好きなことを仕事にできそうとか、カッコいいとかそういったイメージでそう考えている人は多いことでしょう。

しかし、実際に鉄道が小さなころから好きで将来は鉄道会社で働きたいと考えていた私が鉄道会社に就職したら現実とイメージの差はかなりのものがありました。

ハッキリ言いますが、鉄道マニアや鉄道ファンが鉄道会社に就職するのは全くおススメしません。

その理由についてこの記事では、3つに分けて説明していきたいと思います。

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マニアックな鉄道知識は業務で全く役に立たない

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鉄道ファンが鉄道会社での就職を目指すのはわからないでもありません。

それは野球が好きな子供がプロ野球選手を目指したり、サッカーが好きな子供がプロサッカー選手を目指して「好きを仕事に」したいと考えるのと全く同じだからです。

そして何より、私自身が鉄道好きとして鉄道会社に就職したいと考えていたので、その気持ちは非常によくわかります。

ただでさえやる気の全くなかった学生時代の就職活動。

サラリーマンとして60歳まで働き続けることができるイメージが全くできなかった自分ですが、唯一サラリーマンとして就職して長くやっていけそうと思っていたのが鉄道業界でした。

鉄道業界だったら自分は元々鉄道ファンだし、それまで蓄えてきた鉄道の知識が少なからず活かせるのではと思っていました。

新卒採用では残念ながら不採用でしたが、1年ほどたって契約社員として晴れて某大手鉄道会社に就職が決まった時は本気で「これからの人生安泰だな」と考えたものです。

しかし、実際に鉄道会社に入社するとそのイメージはもろくも崩れ去りました。

まず蓄えてきた鉄道知識が全くといっていいほど活かせないのです。

なぜなら普段利用する人たちは、別に鉄道オタクではないからです。

なので鉄道会社の社員に対して鉄道ファンでないとわからないようなことを聞いてくることはまずありません。

ちょっと考えればわかることなのですが、当時の私は本気で趣味として蓄えてきた鉄道に関する知識が活かせると考えていたので、そのギャップはなかなかのものでした。

鉄道会社で働く上で知っておかないといけないのは正しい運賃料金の計算方法だったり、仕事のやり方だったりお客さんに対する丁寧な接客です。

それまで趣味でいくら鉄道に関する知識をため込んできてもなんの意味もないのです。

いわゆる鉄道マニアの人が鉄道業界に入るとこのギャップに苦しみます。

好きな鉄道の知識がガンガン活かせると思って業界に飛び込むと、かえってホントに身に着けるべき営業知識や接客知識などが頭に入らず苦労します。

鉄道会社内に鉄道ファンはほぼいない

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案外知られていませんが、鉄道会社で働いている人でもともと鉄道ファンだったり鉄道に興味があった人はほぼいません。

これは実際に私が新卒入社の社員一人一人に聞いたり上司に聞いたりしてみた結果です。

入社理由で最も多かったのが「大企業で入社できたら安泰だから」でした。

なかには別で就きたい職業があったけど親の勧めで仕方なしに受けたら内定がとれたなんていう人もいました。結構多いんですよこのパターン。

強いて言うなら、かつて鉄道会社がオーナーになってたプロ野球球団のファンだったからというのが鉄道会社に入社した能動的な理由としてあったくらいです。

世間の多くの人は鉄道会社で働いている人は多かれ少なかれ鉄道が好きで入社したと思っている節があります。しかし現実はそうなってはいないのです。

なぜでしょうか?

それは採用時点でそういった人間を意図的に排除しているからです。

鉄道会社からしてみれば、言われたとおりにミスなく仕事をこなしてくれる人間が必要なのです。

マニアックな知識を持っている人間やそれを振りかざす人はぶっちゃけいらないというのが本音です。

もっと言えば鉄道会社が、鉄道ファンやマニアを採用したがらない理由で最大のものは「公私混同してしまうリスク」です。

つまり社内での立場を利用して、会社の備品に手を付けたりするリスクを鉄道会社は恐れているのです。

なのであからさまに志望動機や、面接の時点でやたら鉄道ファンであることをアピールすると好評価どころか即不採用決定です。これはホントです。

鉄道ファンは意図的に入社時点で排除されますし、幸運にも入社できたとしても先ほど書いたように周りの同僚は鉄道ファンではないので結果孤立するハメになります。

これが鉄道ファンが鉄道会社に就職してはいけない理由の2つめです。

仕事自体キツイし給料安い

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最後にこれが鉄道マニアに鉄道会社への就職がおススメできない一番大きな理由なのですが、鉄道会社はその仕事自体が見た目よりもずっとハードで給料が非常に安いというものです。

通勤・通学で駅の改札に立っている姿を見ると「楽そうだな」と思う人は結構いるかと思います。

しかし、それは大間違いです。鉄道会社の仕事はお客さんに見えないところで非常に大変なのです。

まず一般のサラリーマンにはない「泊まり勤務」があります。

会社によって具体的なシフトや業務内容は当然違いますが、たいてい朝の9時から次の日の朝9時みたいな感じで24時間拘束が一般的です。

かなり長い時間職場にいることになるので、休憩がこまめにあったりしてそれなりに疲労ができるだけ蓄積されないような工夫はされていますがそれでもハードであることに変わりありません。

そもそも泊まり勤務における仮眠時間は取れて3時間程度です。駅員だろうが乗務員だろうが泊まり勤務の時の仮眠時間はかなり短いです。

しかも仮眠時間ですら、終電間際に人身事故などのトラブルがあれば吹っ飛びます。実際私は何度か終電間際のトラブルによって一睡もせずに勤務したことがあります。

これだけ仮眠時間が短いにもかかわらず、遅刻や寝坊は一般的なサラリーマンとは比べ物にならないくらいの不祥事扱いとなります。

これまたあまり知られていませんが、鉄道会社で一番のご法度は遅刻・寝坊です

2回以上やらかせばたとえ正社員といえども退職を迫られます。

契約社員だったら1回でもやらかせば正社員昇格の道はなくなったも同然になります。退職勧奨もされることでしょう。

たまに駅員が寝坊して始発に間に合うように駅を開けることができず始発に乗ろうとしていた乗客が乗車できなかったというニュースが報道されることがありますが、それだけ社会的な責任を負って仕事をしないといけないのです。

それだけハードで責任も重たいにもかかわらず、お給料は非常に安いです。

JRならともかく私鉄の契約社員に至っては、冗談抜きでそこらのコンビニでアルバイトしたほうがよっぽど給料がいいなんてことは決して珍しくないです。

列車の乗務員になれば手当がいろいろつくのでそれなりに稼げるようになります。

しかし、それだっていつ人身事故等に遭遇してしまったり、数か月に一度行われる適性検査に引っかかってしまったりして乗務員を辞めることになるかわかったものではありません。

試験や研修を経て運転士や車掌になれば、あとは定年までずっとできると思っている人は非常に多いですがそういった人は非常にレアです。たいてい昇進だったり適性検査に引っかかったりなどで駅員に戻ります。

鉄道会社で働くことを夢見る人は多いでしょうが、現実は超ハードなのです。実際離職率も結構高いです。契約社員で2,3年働いたら同期が誰もいないなんて全然珍しくない世界です。

最近では、よほど人手不足なのか主な大手鉄道会社は郵便局並みにチラシを作ってまで契約社員を募集しています。この現実がすべてを物語っています。

これが鉄道マニアが鉄道会社で働くことをおススメできない最後の理由です。

まとめ

鉄道というのは日本人にとって非常に身近なものであるにもかかわらず、その実情が全然外部に知られていない実に不思議な業界です。

あらためて経験者として書きますが、鉄道を嫌いになりたくなければ鉄道を仕事にするのはやめたほうがいいでしょう。

一鉄道ファンとして外部から鉄道を楽しんでいるほうが、よっぽど幸せな人生を送れるはずです。

鉄道が好きな人はあくまで趣味として楽しむべきもので仕事にすることはやめましょう。

第二新卒やフリーターの人にはDYM就職がありますし、初めての転職の人にはワークポート
があります。

新卒学生で従来の就活に嫌気が差しているなら、最短即日で内定がもらえる可能性のあるMeetsCompanyがおススメです。

鉄道を趣味として楽しめる余裕のある仕事を選んだほうがよっぽど人生充実するはずですよ。